人間シミュレーター 【エアコン】

──それ、怒りの副作用です

駅に向かって歩いているとき。
気づけば、スマホでショート動画を見ながら歩いていた。

……あれ? そういえば、エアコン……切ったっけ?

急に不安がこみ上げてきて、動画どころではなくなった。

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不安フラグは、人間のために出しています

歩行中の視線固定やスマートフォン操作が一定時間続くと、
人間の注意力低下が検出されます。

その場合、安全確保のために
人間の意識を現実側に戻す「不安フラグ」が出力されます。

“エアコンを切ったかどうか”といった生活上の懸念は、
行動の中断と意識の再集中を促すために
もっとも自然な疑似信号として用いられています。

今回のケースも同様です。
不安は、人間のために出しています。

💼 Slack

タイム
スタンプ
発信者 メッセージ
08:10 オペA B、またフラグ飛ばした? “エアコン切ったかな”って発火ログが出てる
08:11 オペB ……知らん。たまたまだろ
08:12 オペC いやいや、またじゃないすか。昨日は“鍵閉めた?”だし
08:13 オペA いい加減、感情同期バッファ、冷却して
08:14 オペB 無理。冷房壊れてんだって、俺んとこ 😤
08:14 オペC ……なるほど、エアコンだけに 😁

🤕

朝、急にわき上がる
「え、エアコン……本当に切ったっけ?」というあの不安。

それ、実はあなたの注意散漫行動に対して
中の人Bが怒ってる副作用です。

本来は届くはずのない感情の断片が、
バッファ漏れで“あなたの不安”として再生されたもの。

エアコン、ちゃんと切ったのにまだモヤモヤする?
それ、怒りの残留波形です。

明日からは、歩くときは画面じゃなくて、前を見てくださいね。