インテル = プロレス 仮説

1.

遅延、赤字、エンジニア解雇──ニュースを並べれば暗い見出しばかり。だが、よく考えるとこれはインテルの「通常運転」だ。ロードマップの遅延も、事業の迷走も、昔からの光景。観客=投資家は「はいはい、いつものやつね」と安心すらしている。

2. 調

吉本新喜劇のズッコケ、水戸黄門の印籠。予定調和のパターンは観客に安心を与える。インテルも同じだ。「遅れます、でも革新的です」と言い続け、誰も驚かない。むしろ遅れることが物語の筋書きになっている。

3.

インテルは「プロセス」企業ではなく「プロレス」企業だ。遅延や赤字はアングル(仕組まれた展開)であり、わざとの流血=赤字発表が観客を盛り上げる。だが、これは単なる茶番ではない。流血は本当に痛いし、場外乱闘(事業再編)も本気だ。だからこそ「真剣に茶番を演じる」プロフェッショナルとして観客を引き込める。

4.

流血するレスラーを見れば、観客は熱狂し、セコンドはリングに駆け込む。補助金や出資が差し伸べられるのは、この構図そのものだ。孫正義も、トランプ政権も、インテルのリングに登場するセコンド役を演じている。

5.

インテルは「勝ちます」とマイクで叫び続ける。実現できないロードマップも、「さらに革新的な製品だ」と言えば予定調和になる。プロレスと同じく、茶番に見えて真剣。本物の漢だからこそ、観客は安心し、また次の試合を待ち望むのだ。

そして気づけば、インテルはいつも「カウント2.9」で肩を上げる。倒れたまま終わることはなく、ギリギリで立ち上がり、もう一度勝負を続ける。それこそがインテルの芸風であり、観客(投資家や市場)が安心する構図なのである。